【アニメ】ガイコツ書店員本田さん
安心度:★★★★★
恋愛:なし キスシーン:なし セックスシーン:なし 女性の扱い:男性との差なし
原作:本田｢ガイコツ書店員本田さん｣2018年 監督:轟おうる
あらすじ
とある書店のコミックコーナーで10年働いた経歴を持つ本田さんのエッセイ！ガイコツ姿で描かれる本田さん(cv.斉藤壮馬)などの個性的な書店員や奇抜なお客様、日々様々な出来事が起きる書店の様子を描いた作品。
感想
一話が10分程度で、12話構成だったのですごく手軽に観られました！ギャグテイストで話のテンポもよく、とても楽しかったです。書店というと馴染みがある場所でありつつ裏でなにやってるのかは実はよく知らない場所だったので、エッセイ形式のこの作品はとても興味深かったです。
スルスル動くアニメではなく、フラッシュアニメの手法をとっているというこのアニメですが、その画面の動かなさが逆に観やすく、ストーリーの展開に味を与えていたと思います。
とにかく登場人物が個性的で見ていて飽きない！見終わってしまったときは寂しさを感じるくらいでした。おすすめ！
以下ネタバレあり感想
BLはネタにされがちなんだなあ……みたいなところは少しありました。一話目からやおいを求めて日本に来た海外の女性たちの話なので……そして結構作中で実在の作品名や作者名があがるんですけど、BLはおげれつたなか先生をチョイスしたのか……たしかに良い作家さんですけど……などと一瞬もやっとしなかったこともないんですが、それを上回る面白さで気付いたら全話見終わっていたというかんじです。
すごいのが、人を傷つける表現がひとつもないんですね。エッセイということですが、とても優しい作品になっています。
作者の本田さんは現在フィクションも描かれていて、大学生と短歌をテーマにした｢ほしとんで｣という作品も今読んでいるのですが、そちらも人を傷つける表現のない優しい作品だと思います。お人柄なのかな～と思いながら漫画の方も楽しく読んでいます。
さて話は戻りますがこのアニメ、書店員仲間は全員顔が何かしらで隠されていて、とても個性的です。性格もたっていて、わたしは紙袋くんが好きでした。そんな浮世離れした画なんですが、書店という場所でのお話だからか身近に感じられて、良いな書店員ってお仕事……と思わせるくらい。徹頭徹尾ギャグでしたが、最後にはじーんとくる展開がありますし、一話が短くとても手軽に観られるのでおすすめです！オープニングがすき！
