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「愛の無い映画」

ベッドシーンや恋愛描写が少ない映画を探し求めるブログ

オデッセイ

勝手に大賞 SF 安心度★★

オデッセイ

安心度★★★

……と思ってたんですけど結構引きずってるので
★★にします


恋愛描写:ちょっとあり キスシーン:直接的ではないけどちょっとあり
ベッドシーン:なし ジェンダー:平等

原題:The Martian
原作:『火星の人』アンディ・ウィアー

2016年公開 監督:リドリー・スコット

君らがキスするのかよ今かよ賞 受賞決定作品

あらすじ

宇宙飛行士のマーク・ワトニーは、火星の探査クルーの一員である。火星の探索中、大規模な嵐に巻き込まれたためミッションを中止し、火星から離脱しようとしたクルー達だが、ワトニーは怪我を負い、火星に一人置いていかれてしまう。火星に残された食料は僅か、脱出もできない。地球ではワトニーの生死をめぐって、NASAと政治も絡んで大騒ぎ。こんな状況で、ワトニーは生き残れるのだろうか。無事帰還することができるのだろうか。


感想
とてもいい映画でした。ワトニーは生き残るため、他のクルーやNASAは彼を救出するため、持てる知識や技術を使い最善を尽くす、というのがとてもよかった。学ぶってすごい、生きるために学びは役に立つのだ、ということをひしひしと感じる作品でした。勉強は何のためにあるのかとか、女の子だから勉強は要らないとか、そういうこと言われて落ち込んだとき、オデッセイを観ると良いかも、と思えるような作品でした。
さて、恋愛要素ですが、主人公については大丈夫です。クルーの隊長、ルイス(ジェシカ・チャステイン)がワトニー救出に一番こだわる人なのですが、この人ワトニーに恋愛感情持ってるから助けたいんじゃないんですよ(既婚だし)。ワトニーがクルーの一員であり、自分は隊長であるから、クルーの一人を救うために全力でなければならない、という信念があるから救出することを決めるんです。
それから、他のクルーについてですが、四人のうち男性二人(マイケル・ペーニャ、アクセル・ヘニー)は既婚。なので恋愛はあり得ない。じゃあ誰が恋愛するのかというと、は若い女性(ケイト・マーラ)と若い女性と男性(セバスチャン・スタン)。とくに目立った出番なし、という二人が恋愛するんですよね。

なんでここで恋愛なの!!!!!というところでそういうカットを入れられるんです。 セバスタ、居るか居ないか分からないくらいの存在だった(実際この役紐引っ張るくらいしかしてないー!)のに、いきなりキスとかしちゃっててそれが出演理由なのかな、とか、存在理由を恋愛でしか表せないのかとか、たいして目立ったてない二人を使ってまで恋愛シーンを入れるのかとか、いま一番いいシーンなんですけど!?というところでミッションにはほぼ関係ない脇役の恋愛が入っていたりとか、がっかりです。正直白けました。
一瞬のキスのせいで、ワトニーの苦労、救出のための努力、苦労、最新の技術、最善を尽くそうという信念、というストーリー全体の軸がぶれたのではないか、というくらい、わたしにとってはひどいシーンでした。そのあとわざわざ出産シーンまで見せていただいてご丁寧にどうも!!って嫌味言うくらいきらい!

ここの描写が気にならない人であれば、ジェンダーも気にならないし、ベッドシーンもあからさまな恋愛描写もなく、星5レベルの良作品だと思います。本当に面白い。だけどわたしは気になるどころか怒りすら沸くくらいタイミングの悪いキスシーンだったので、星は3です。


その他感想










アントマンを見たあとだったので、マイケル・ペーニャの出演は嬉しかったです。それから、セバスチャン・スタンがいるらしい!というのも楽しみだったんですが、めちゃくちゃ影薄いし、おっ出番じゃん!というところでも、大したことしてないし(ほんとに紐引っ張るくらいしかしてない)、あれーと思っていたら!恋愛要員かよ!!っていう
あのキスによって、セバスタは「この作品には必要なメンバーだった」という地位を獲得するんですよね。そんな地位こちらからしてみたら別にどうでもいい。
原作の方では、この二人についてもう少し丁寧に描かれていたようですが、そんなの知ったこっちゃないんですよ、わたしが見たのは映画なので。
キスのシーンは一瞬です。ほんとにさりげないというか、さらりと入っているシーンなんですが、もうなんかそれにすら怒りを覚えてしまって。そんなささやかなシーンだからこそ、なんでこんなささやかなシーンで全体のストーリーの軸をぶれさせてくるの?あのタイミングでいれなきゃならなかったのだろうか??

ヒーローものは絶対恋愛要素入れてくるって分かって観ているので、まあ文句言うにしてもここまで怒ったりしないんですが、オデッセイは、主人公は恋愛しないであろう、と安心しきって観ていたので、余計に衝撃的というか、脇役の方か!!っていう、わたしの安心感返してよなんでだよ、恋愛のシーン入れなきゃ映画は作れないのかよ、ってショックが強かったです。


それ以外はかなり面白くて、中だるみがあっても挽回してくる、起承転結もしっかりしてるおすすめ作品なんですけど、わたしはあのシーンでものすごく白けちゃって、ワトニー帰還という最高の山場も楽しめなかったので、★は3