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「愛の無い映画」

ベッドシーンや恋愛描写が少ない映画を探し求めるブログ

マジック・マイクXXL

マジック・マイクXXL

 

安心度★★★★

恋愛描写:なし  キスシーン:なし  ベッドシーン:なし

ジェンダー:概ね気にならない

※シモネタ(?)、セックスに関するあけっぴろげなトークあり

 

原題「Magic Mike XXL」 2015年公開  監督:グレゴリー・ジェイコブズ

 

あらすじ

コメディ・ドラマ映画。「マジック・マイク」からの続編です。

伝説のストリッパー・マイク(チャニング・テイタム)が、ステージを引退してから3年。かつてのストリッパー仲間であるケン(マット・ボマー)、リッチー(ジョー・マンガニエロ)、ティトー(アダム・ロドリゲス)、ターザン(ケビン・ナッシュ)と共に、最後のステージに立つためマートルビーチのダンスコンテストに向かう。その途中で色々なトラブルに巻き込まれながらも、各地で女性たちを楽しませ虜にするダンスを披露していく。

 

感想

 ステージシーンが最高にいい!イケメン!筋肉!ダンス!照明!音楽!マット・ボマー!!「みせる」ということをすごく意識したエンターテイメントでした。最初から最後まで通してストーリーを追うのもおすすめですが、ステージシーンだけ見るのもすごく楽しいと思います。特にラスト30分のステージは最高にテンションが上がる!前作を見ていないので、前半のストーリーで背景が分からず少し戸惑った部分もあったのですが、メインのダンスはすごく楽しめましたし、全体としては問題なく観ることが出来ました。

 男性ストリッパーたちを描いたこの作品、見ていてとても気持ちが良いです。なぜなら、「女性が、自分の欲望を叶えるエンターテイメントを楽しむ」ことを邪魔する存在がいないから。「究極の女子会パーティーエンターテイメント」という公式の煽り文句にも納得の作品。女性が好きな格好をしてセクシーな男性を愛でること、そういう遊びにお金を使うこと、楽しむことを咎める存在がいないんです。むしろ、ストリッパーたちは女性たちを楽しませることに全力。男性が、女性を楽しませて「あげる」ではない。ストリッパーは最高の体とショーを、客は派手なおひねりを。ストリッパーと客が、それぞれの役割を持ち、お互いを尊重しながら最高の空間を作っていく、そういう様子を見るのは、すっごく楽しいですよ!ほんとにテンション上がります。私もああいうエンターテイメントに触れたい!!とすごく羨ましくなりました。

 さて、この作品で出てくるダンスはセクシーで、セックスを模した卑猥な動きも多いんですが、わたしは問題なく見られました。セックスそれ自体をメインにしているのではなくて、エンターテイメントとしてストリッパーたちを「みせる」ダンスだったと感じたからです。★4にしたのは、シモネタというか、性に対してあけっぴろげ?なところがあるから。大人の女性が、夫とのセックス事情をしゃべったり、ダンスのMCで直接的な言葉が出てきたりします。わたしはそういう話に慣れていないので、ちょっと恥ずかしく居心地わるいところもあったのですが、ジェンダー的にしんどくなることはありませんでした。恋愛描写もありません。ただ少しだけ、ゲイやレズビアンに言及する部分があります。

 

 男性の筋肉や体を何も考えずに単純に楽しむことができる作品です。おすすめ!

 

以下詳細感想

 

 

 

 

 

ほんとうにショーが楽しそうですっごく興奮しました!!わたしもおひねり投げたい!!!!!!

セックスをイメージさせる動きで、客の女性との共演もあったので、異性愛者を前提にしたショーといえばそうなんですが、異性愛者ではないわたしでも楽しく観ることが出来ました。上記の通り、セックスがメインではなくて、男性をみせること、そして女性を楽しませることが目的だったからだと思います。異性愛者向けと言っても、恋愛が絡んでくることもなく、なんというか、ストリッパーと客との間の「ロールプレイ」なんですよね。ロールプレイを楽しむ遊び、というかんじ。性欲(セックスをイメージさせるもの)を肯定すること、男性というコンテンツにお金を使うこと、何も考えずに騒ぐこと、そういうものを、何にも邪魔されず楽しむのって、なかなか難しいんじゃないかなあとおもいます。だから、この作品でそういったものを存分に楽しめることが、すごく気持ちいい。

 それから、恋愛が絡んでこないのがよかった!女性向けのもので、男性を楽しむコンテンツって、なぜかその男性を「異性愛の対象になるもの」としてしか楽しめないことが多いと思うんです。この男性にキスされたら嬉しいんでしょ、この男性と恋愛したいんでしょ、というように、「男性」と「恋愛」はセットで売られがち(というか、世の中の女性向けのコンテンツって「恋愛」と一緒に売られてるのが当たり前になってる)。男性(とその体)を単体で楽しむことのできるコンテンツって、身の回りには少ない気がします。

 

 ちょっと話は変わりますが、わたしは女性アイドルが好きなんです。多くの女性アイドルって「恋愛対象としての女の子」っていう商品なんですよね。ダンスがうまくても、歌がうまくても、「恋愛対象」としての価値をまず査定されて、切り売りされてるように感じてしまっています。でもわたしは女性だし、アセクシャルだから、そういう商売の相手にはなれないというか、すっごく違和感や疎外感がある。それに、私が好きなのはダンスや歌や衣装で演出される総合的なエンターテイメントで.....とか色々あって、アイドルとエンターテイメントに関するもやもやがいつもあるんです(余談ですけどそのもやもやについて考えてるとKPOPってすごく気になるなあと思っています)。そういうわたしにとって、マジック・マイクXXLのステージってすごく魅力的で羨ましくて、ああやってストリッパーとそのパフォーマンス、舞台、衣装なんかに直接お金を支払うこと、その空間全てがエンターテイメントとして成り立つようなそんなものを楽しむことに強烈なあこがれをかんじました。ほんとうに楽しそうだった.....わたしもマット・ボマーの体にお札ばらまきたいです。ううう

 

 あと、ほんとにマット・ボマーすごくよかったんです。ダンスも歌も!!他の俳優さんたちもすごくいい体でした!長々と書きましたけど、見てて楽しい!開放的!興奮する!というのが一番の感想です。最後の30分がとってもよかったーあの部分は繰り返し繰り返し観たいです。