「愛の無い映画」

ベッドシーンや恋愛描写が少ない映画を探し求めるブログ

ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~

映画ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~

 

安全度★★★★★ (超安全)

恋愛描写:なし  キスシーン:なし  ベッドシーン:なし

ジェンダー:フラット(そもそも登場人物は羊と犬)

 

原題「Shaun the Sheep The Movie」 2015年公開

監督:マーク・バードン/チャーリー・スターザック

 

あらすじ

 毎日同じことの繰り返し、時間を管理される生活に嫌気が差したショーンたちは、自由を獲得するために、牧場主にいたずらをすることに。しかし思わぬハプニングに巻き込まれ、都会で牧場主を見失ってしまう。牧場に取り残されたひつじたちは、牧場主を探すため、都会へ旅に出ることに。はたして、ショーンたちは牧場主を見つけて帰ってこれるだろうか....?

 

感想

 超安全映画です。ひつじのひつじによる牧場主をたすけるための映画です。ひつじですから、性別もよく分かりませんし、人間の常識から自由に生きているので、ジェンダーの面で心配するところはありません。とても愉快なひつじたちを楽しく観ることのできる安心安全の作品です。もともと子供向けに作られていることもあり、視覚と聴覚でひつじたちの冒険を楽しむお話です。

 これ、ひつじ版マッドマックスと言われていたんですけど、これ、過言ではありません。行って帰ってくる物語です。主人公は、頭がよくていたずら好きなひつじのショーン。ひつじの仲間たちと一緒に、都会へ降りていきます。なれない場所で直面する危機、発生するトラブル。全てがテンポよく、ハッピーに描かれています。音楽も歌もよく、全体的にとても楽しく観られる映画でした。アニメというと、子供向けというイメージがあるかもしれませんが、大人でもすごく楽しめる作りになっていると思います。作中、有名な映画などのパロディ・オマージュがふんだんに取り入れられているようです。そういうところに注目して観てみるのも楽しそうだなあと思いました。

疾走感あり、音楽あり、癒しあり、感動ありの作品ですので、色んな方におすすめしたいです!!

 

以下ネタバレあり詳細

 

 

 テレビアニメ版だと、牧場主とひつじたちってあんまり仲が良くないのかな?とおもったりしていたのですが、今作はひつじたちと牧場主の絆を描くものでした。毎日毎日、時間に追われながらタスクをこなしていく生活、ぴりぴりした不機嫌な生活に嫌気が差したショーンたちによって、なんやかんやあり、最終的にやっぱりあの家に戻ろう、昔を思い出して、愉快にやっていこう、牧場での暮らしも悪くないねというエンドになっていました。途中車すっ飛ばしたり結構アクションシーンもあって、確かに「行って帰ってくる」物語だなあ、マッド・マックス...というかんじでした。

わたしは家族で見に行ったのですが、大人も、学生も、みんな面白かったねー!と満足して帰ってこられたので、ほんとうにあらゆるひとにおすすめしたい作品です。

いつものように、のんびりしているだけでなく、潜入捜査やアクションシーンがあったり、カーチェイスがあったり、敵が出てきて緊張感漲るシーンもあったり、ホラーチックなシーンもあったり、もりもり盛りだくさんで、退屈する暇もないほどでした。

あとひつじたちがかわいいです。